第23回プロジェクト「いのち」定例会のお知らせ

「心身問題と祈りの本質」

1年も早1/3が過ぎ、ゴールデンウイークも終了しました。
第22回は渡部忠世先生の卒寿の記念講演会&祝賀会を開催させていただきました。

あのように年を重ねることができれば良いなと、
改めて師を持つことの重要性と有難さを実感できる会ではなかったでしょうか…。
御出席頂いた皆様方、誠にありがとうございました。

今回は、棚次正和先生に「心身問題と祈りの本質」をテーマとして、話題提供をして頂きます。

『医療と霊性』  (医学と看護社、2013年)
『超越する実存』 (春風社、2014年)
を出版されておりますので、是非、御一読下さい。

また、10月の定例会で書評を行います、杉岡良彦先生が
『哲学としての医学概論』(春秋社)
を4月に出版されました。

すでに読ませて頂きましたが、大変な力作で多くのことに気づき、学ぶことができました。
こちらも是非、御一読下さい。10月が今から、愉しみです…。

日 時:
平成26年6月1日(日) 13:00~17:00 御講演

場 所:
キャンパスプラザ京都6階
明治国際医療大学 大学院等共同サテライト講習室
〒600-8216京都市下京区西洞院通塩小路下る
TEL:075-353-9100
(京都駅ビックカメラ前、JR京都駅ビル駐車場西側)

演 題:
「心身問題と祈りの本質」

講 師:
棚次 正和 先生(京都府立医科大学教授)

演者略歴:
香川県生まれ。
1979年 京都大学大学院文学研究科博士課程(宗教学専攻)修了。
1992年 筑波大学哲学・思想学系助教授、1998年 同 教授を経て、
2002年 京都府立医科大学教授(人文・社会科学教室)、
2003年 同 大学院医学研究科教授(医学生命倫理学)、現在に至る。

著 書:
『宗教の根源』  (世界思想社、1998年)
『祈りの人間学』 (世界思想社、2009年)
『医療と霊性』  (医学と看護社、2013年)
『超越する実存』 (春風社、2014年)

定例会費:1,000円

尚、具体的なご質問につきましては
5月23日(金)までに、メールアドレスinochi.project(あ)gmail.com
に御連絡頂ければ幸甚です。
*お手数ですが(あ)を@に変換してご入力下さい。

今後の予定につきましては
以下のリンクよりご確認下さい。

第21回プロジェクト『いのち』定例会を開催しました

プロジェクト「いのち」第21回定例会を2月2日に開催しました。

第21回では、堀田忠弘先生に「全人的医療への戦略」の御講演をして頂きました。

「この病気になっている」という病名を探すことに奔走し、
「なぜ、その病気や症状がでているのか」という根本原因にふれられず、行き詰っている現代医療の現状。

それを打破するには、西洋医学の分析学と、東洋医学の生命科学を一体化させた治療体系をもたなければならない、ということ。

体・心・魂は一体となった身体で、意識・心が病気に密接にかかわっていること。
現代ならではの、環境汚染・化学物質・生活習慣等の問題と、病気との関わり。

そして、堀田先生が、具体的にどんなアプローチで医療に取り組んでいるか、ということをお話ししていただきました。

いのちそのものを丸ごと見る、
目が覚めるような、医療の次のステージをみせていただいた、そんなご講演だったと思います。

「寿命まで、人の世話にならず自分の事は自分でできて、
病院に行くことは稀で、満足な人生を送ることができる人の多い社会」
「その人が苦痛なくHappyに人生を全うできるかどうか」

という、先生が掲げる目標とする状態は、とてもシンプルで、
あたりまえで、どんな人でも自分に望む状態です。
現在、それがとても難しくなっていること。
でもそれを目指したいということを、改めて気づかされました。

次回は第22回定例会の開催になります。