第33回定例会
熊本地震の発生より1カ月が過ぎましたが、まだまだ余震が続いております。被害に逢われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
今回は、本会の発起人の御一人であり、第1回のオープニング講師でもある、北村先生に6年ぶりの御講演と実技をして頂く予定です。万障お繰り合わせの上、御参集頂きますよう御案内申し上げます。
記
日 時:平成28年6月5日(日) 13:00~17:00
場 所:キャンパスプラザ京都6階
明治国際医療大学 大学院等共同サテライト講習室
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る
(京都駅ビックカメラ前、JR京都駅ビル駐車場西側)
TEL: 075-353-9100
演 題:操体法から観えてくる世界、拓かれる世界
~からださんの選択・わたしの選択・
わたしと共に生きている人の選択~
講 師:北村翰男(奈良漢方治療研究所・所長)
略 歴:
◆昭和21年3月15日生、70歳
◆薬剤師・学校薬剤師・鍼灸師
◆奈良漢方治療研究所、北村漢方鍼灸科、北村薬局
◆奈良操体の会代表、全国操体の会顧問、奈良市薬剤師会顧問
◆DVD『痛みがぬける ゆるやか操体法』北村翰男監修、農文協
◆『操体法基礎テキスト』奈良操体の会発行
●講演内容
操体法とは、橋本敬三(1897~1993年)が医師としての臨床経験で悩む中で見出された“からだ”を、“操る”時の、“法則”である。
大学卒業後、細野史郎師のもとで漢方の勉強をさせて頂いていた時、橋本敬三著『万病を治せる妙療法』と出会い、生命現象をバランス現象と観る「操体法」に東洋医学の真髄があると直感した。以来、東洋医学を元に操体法を探求していたが、ある時その発想が逆転し、操体法を元に東洋医学を観ている自分に気づき、あらゆる場面での生き方の原理・則であることに確信を持つに至った。その確信を得たことは、一言でいえば“からだの声を聴いて適える”ということになる。
“からだの声”と言う事自体が抽象的で、それを“わたしの口”を介して言い表したところで、“からだの意向”どころか“わたしの意向”さえも伝わらないものと予測できる。そこで、最初に突然動けなくなった8歳の少女の回復過程における遣り取りをご覧いただき、少女が自らを観察し、関係する動きと感覚の相関性を考察し、自分が動いて“自分のからだの動きを介するバランスを調整する様”から、汲み取っていただける様な試みをしたいと思う。
入院して検査もされたそうだが原因不明で寝付いていた少女が、たった一回の操体をした後から歩きだし、翌日母親から“今朝、走りだしました!有り難うございます!”と、泣いて御礼の電話がありました。この様に原理原則は、あまりにも簡単で奥深いものであるだけに、子どもの心の中の疑問や、気付きに至る問い掛けの言葉をスライドの画面に抜き出し、変化の過程を御覧頂き、お役立て頂ければと思います。
定例会参加費:1,000円、学生・院生は500円
(懇親会参加費:4,000円)
懇親会:17:30~19:30
豆ふ(京都タワー横)050-5828-4922
※懇親会会場は、当初のご案内時より変更となっております。
申込方法:氏名、所属、定例会及び懇親会の出欠を明記の上
下記のメールアドレスまで御連絡ください。
inochi.project@@gmail.com
(送信の際には@をひとつ除いてください)
申込期限:5月27日(金)