2017年6月25日(日)、キャンパスプラザ2階ホールにて、プロジェクト「いのち」定例会を開催いたしました。
第38回目の今回は、「孤独なコミュニティーをどう生きるか -つながりの中で感じる孤独の正体-」と題して、公開シンポジウムという形で行いました。
以下、シンポジストとしてご登壇された先生方のお名前(ご所属)と、ご講演の演題です。
広井良典先生(京都大学こころの未来研究センター教授)
「いのちとコミュニティー」
徳永光俊先生(大阪経済大学学長)
「『いのち』から見た農業の歴史と未来」
近藤誠司先生(関西大学教授)
「災害から浮かび上がる現代社会の脆弱性」
広井先生からは経済学・科学哲学、徳永先生からは農学、そして近藤先生からは防災学・社会心理学と、それぞれの実践・研究をなさっている見地より、現状を踏まえての問題提起及び今後の展望についての提言がなされました。
後半は、浄土真宗本願寺派総合研究所の丘山新所長を座長として、パネルディスカッションが行われました。
大きな転換点にさしかかっているのは医療分野においてのみではなく、他の分野においても同様であるという印象を受けました。
また、その時にキーワードとなるひとつが、私たちの研究会のメインテーマでもある「いのち」であるということ。
そして、「いのち」をどのように捉えるか、またその認識を実際にはどのように体現していくのか、改めて考えさせられる機会となりました。